「頭がいい子を育てる8つのあそびと5つの習慣」の好きだった言葉と感想
脳科学者の篠原菊紀さんの著書
「頭がいい子を育てる
8つのあそびと5つの習慣」をご紹介。
脳科学者によって
脳活動の研究結果を参考に
脳にいいことを紹介しており
今まで沢山読んできた
幼児児教育専門家さんの本とは
異なる視点や新たな学び
を得ることが出来るかなと思い
#読んでみた
頭がいいとは?
この本でいう
「頭がいいとは」⇒「自分の力で考える力」
(例:事を俯瞰的にとらえる力、対象をイメージする力、先を見通す思考力)
そしてこれは遺伝ではなく、
育ち方によって大きく変わるもの。
大きな要素は
「ワーキングメモリ」と「やる気」
だと説明している。
私:
やる気・・・?
ワーキングメモリってあれでしょ?記憶力とかでしょ?
暗記学習はよくないんじゃなかったけ・・・?
この後、読み進めていき
「ワーキングメモリ」と「やる気」とは
何ぞや
いかに脳の発達に関わっていくのか
どう伸ばしていくのか
について書かれており、
実際に脳の動きを体感できる
エクササイズでは
(久々に!?)脳の部分が動いた気がして
「なるほど~」だった!
(今まで幼児教育関連でのアドバイスはこうつながるのか~!)
その中でも特に私が気になったものを
いくつか紹介してみます!
できないことをやるのが筋トレ脳トレ。
筋トレの話かと思ったけど、
脳も同じなんですね。
私たちはつい、
子どもたちにできるようになること
を求めるけれど
実はできないであがいているときのほうが
前頭葉が活性化し
子どもが育つ瞬間なのですね。
(先日も子どもがパズルができずイラついてしまいましたが怒らないようにアンガーマネジメントではなくお~~いいよいいよ~~前頭葉活性化してるよ~~♪と喜びたいなと思います)
そしてポイントは
ちょうどいいレベル
(きついが頑張ればできる!)
をいかに設定するかが考える力を鍛える!
他人との比較は無意味。
その子にとって適度な課題
を設定することだけを
考えてあげれれば良いのですね。
子育ても一種の脳トレ!
親子の学習中の脳活動を装置で
調べたところ
二人とも前頭葉が
活性化していたことがわかった。
隣で学習を見ているのは
つらいと思ってしまうことがありますが
とポジティブな気持ちになれそう♪
「ほめて待つ」が基本
ほめるとドーパミン神経が
活動することが知られているので
望ましいことをしたら、ほめる。
やる気を見せたら、ほめる。
努力したら、ほめる。
ほめすぎ注意とよく聞くので
どこまでいつほめるといいののだろう
と自分の中で葛藤があったけれど
著者のように
ほめて、ほめて、ほめて、
そのうち勉強の中で、
スポーツの中で、
音楽の中で
達成感を得て、
内発的な動機育っていくのを
待ちたいなと思った。
(そのときのポイントは努力をほめる)
年齢別のやる気を育てる方法
0~2:家族といっしょにいると楽しいと感じさせる
脳的には、ミラーニューロンを育て
安心・安全にかかわるセロトニン神経系を育て
ドーパミン神経系を育てることになるそう。
3~5:行動にラベルを張り付ける
意思の原動力を育てることが大事で、
何かいいことをしたらほめてあげ
「いいね」のラベルを張り付けて「やる気」につながる。
6~:親の好きなことをやらせる
親が好きだったことは大体子どもも好きなことが多い。知的な刺激が心地よい、楽しいとつながるように。
8つのあそび
「頭を使うことはおもしろい」と感じさせるために
・迷路
・間違い探し
・積み木
・数字あそび
・文字あそび
・あたまとり
(ねずみ⇒きつね⇒たぬき)
・読み聞かせ
・体を動かす
あたまとりは大人でも難しいぞ・・・
語彙力も強化されるし出来るようになりたいな。
5つの習慣
・適度な運動をする
・手を使った(細かい)作業をする
・料理の手伝いをする
・人とかかわる
・バランスのよい食事をとる
私の感想
新鮮な内容が多い一方で
今まで知ってたことと共通点も多く
エビデンスをもとに説明されているので
自分の子育てに取り入れていきたいと感じたことが多かった。
脳を動かすって、楽じゃないけど
ちょっと難しいことに挑戦するとか
規則正しく丁寧に生活するとか
日頃の積み重ねがとても大事で
子どもだけでなく大人も
その人の生き様によって
数年後、数十年後に
大きな差になってしまうんだろうなと感じた。
知ってると知らないでは、全然違うし
本の中にもあった
心を込めるとさらに脳が活性化する
ように、面倒なことも
今脳を鍛えているんだな~
と喜びながら取り組みたいと思います!